連立式天守閣を構える姫路城は別名白鷺城と呼ばれ、日本初の世界遺産に登録されました。連立式天守をはじめとする独特の建築構造と迷路のような複雑な城郭の仕組みで有名です。築城400年を迎え、来年早々平成の大改修が始まり、天守閣はすっぽり覆われ、2014年までその姿を見ることが出来なくなります。
　姫路城を借景にした日本庭園・好古園は、池泉回遊式の[御屋敷の庭]や数寄屋建築の茶室のある[茶の庭]など大小９つの庭園が造られ、築地塀や屋敷門・長屋門、渡り廊下で結ばれ門や塀をくぐるごとに風情が変わる変化に富んだ名跡です。
　書写山・園教寺は西の比叡山と称される天台宗の古寺。標高371ｍの山頂でロープウェイを降りれば、そこは深山幽谷の世界。京都の清水寺に似た摩尼殿はじめ重要文化財の大講堂などを囲み、紅葉の時期は「山が燃える」と表現されます。